みなさんこんにちは、モモです!いつも感謝してます♪
前回はイザナギが命からがら黄泉の国から帰ってきましたね。
いやぁ〜大変そうでしたね!
今回はイザナギが身を清めるため禊祓(みそぎはらえ)をしたときのお話です。
それでは、いよいよあの神様が誕生されますよ!
イザナギの禊祓(みそぎはらえ)
イザナギは黄泉の国の軍を退け、やっとの思いで黄泉の国から帰ってきました。
と言って「筑紫の日向の橘の小門の阿波岐島」に行きました。(息切れしそうな場所説明•••)
ここは諸説あるのでハッキリとした場所はわからないのですが、確かのは現在の九州地方だということです。
イザナギが禊のため、水に入る前に脱ぎ捨てた服や装飾品からも次々に神様が生まれました。
水をかぶってすすぐ時には、災いをもたらす神様が二柱、災いを打ち消す、災いに勝つ神様が三柱生まれます。
災い=病気と考えると、日々のシャワーや入浴、うがい、手洗いも“身を清める”という意味で大切なんだなと思いますね。
ウィルスや細菌などの概念がない時代に、帰ってきてまず“洗う”という場面は、大事な基本を教えてくれていたのとともに、日本人らしい感覚だなと感じました。
“湯船にお酒をいれて入ると浄化できる”といわれるように、目には見えない邪気払い、スピリチュアル的な意味でも大切だとは思います。
三貴子・天照大御神の誕生
そしてこの禊の最後に、三貴子(さんきし)と呼ばれる三柱の神様が生まれます。
イザナギが左目を洗うと太陽神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」が誕生されました。
ついに皆さんお待ちかねの神様が登場しましたね!
ここでイザナギはアマテラス大神に「高天原(たかまのはら)を治めなさい」と命じましたので、アマテラス大神は神様が住む天界を受け持つことになりました。
その次にイザナギが右目を洗うと月の象徴「月読命(つくよみのみこと)」が誕生します。
月読命には「夜の世界を治めなさい」と命じました。
このあとの古事記では月読命はこれといった登場することはありません。(三貴子なのになんでや)
そして最後に鼻を洗うと天界の問題児!?「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」が誕生します。
イザナギは「海原を治めなさい」とスサノオ命に命じました。
禊によって三貴子がお生まれになり、ここからはアマテラス大神、スサノオ命を中心に物語が進んでいきます。
これでイザナギとイザナミの国づくりのお話しがひと段落になります。
スサノオ命を「問題児!?」という表現にしましたが、この先のお話で分かると思いますよー!
弟のスサノオに困り果てた姉・アマテラスはどうするのでしょうか•••。
それは次回をお楽しみに!
おまけ・月読命について
月読命(つくよみのみこと・つきよみのみこと)は先述にもありますが、古事記ではこれ以降登場しません。
基本的には男神(おがみ)であるとされていますが、女神(めがみ)だという説もあり、記述が少ないため謎の多い神様です。
古代では月を読むということは、月の満ち欠けで「暦(こよみ)」を判断していたため、農耕を象徴としているともいわれています。
月という神秘的で美しくミステリアスな魅力あふれる神様。
多くを語らないミステリアスな人(神様ですが)ってなんか惹かれますよね(笑)
まとめ
イザナギの禊でたくさんの神々と、三貴子が生まれましたね。
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左目を洗うと•••天照大御神
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右目を洗うと•••月読命
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鼻を洗うと•••建速須佐之男命
ここからはイザナギから、御子たちへ物語のバトンタッチです。