\この記事はこんな人におすすめ/
- 浪士組結成の目的ってなに?
- 浪士組の募集条件は?
- 清河八郎は何がしたかったの?
今回は新選組誕生のきっかけである、「浪士組」結成までを解説していきます。
浪士組結成の求人は、どのような内容で、何人ほど応募したのか気になるところですよね。
また“尊王攘夷の代表格・清河八郎”、幕府は彼の「大芝居」に騙されてしまうのでしょうか?
では分かりやすく解説していきます。
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新選組の前身!浪士組結成と目的
14代将軍:徳川家茂 が※ 上洛する際の、将軍警護のために集められました。
→この頃の京都は、過激な尊攘志士による天誅なるテロ横行し、治安が悪化していたためです。
また将軍の上洛は、徳川家光公以来、なんと230年ぶり!
この年月の長さが、一大イベントであることを物語っているように感じます。
※上洛…京都(都)へ行くこと。
黒船が来てから、関係がピリピリ気味になっていた朝廷と幕府。
その関係改善のための上洛でした。
浪士募集!条件は?
実は浪士募集の提案、条件を考えたのは清河八郎でした。
幕府の政事総裁職・松平春嶽に「急務三策」なるものを、山岡鉄舟を介して、清河八郎が建言。
–急務三策–
- 攘夷断行
- 大赦の発令
- 天下の英才
採用されたら特に❷は清河八郎にとって、とても都合が良い条件でした。
幕府は急務三策を採用し、松平忠敏(上総介)のもと浪士組の募集が決定。
上総介…官職名
- 職種:警備・護衛
- 身分:不問
- 年齢:不問
ー募集条件ー
- ※1尽忠報国 の 志 がある者(急務:❶)
- 腕のたつ者
- 身体が丈夫な者
ー応募者特典ー
- 参加者は今までの罪を免除します。(急務:❷)
- 文武に秀でた者は、重用します。(急務:❸)
- 給金:50両
幕式会社:徳川幕府
征夷代表取締役:14代将軍・徳川家茂
浪士組担当者:松平上総介
会社本部:江戸城
就業場所:随時変更有り
このような条件のもとに募集され、幕府は当初「50人」と見込んで予算を立てていました。
そのため2500両の予算で、1人あたり50両の支給であると求人。
しかしいざ集めてみると、なんと250人も応募者がいて予想の200人もオーバーの結果に。
松平上総介は責任を感じて辞職し、後任を 鵜殿鳩翁 が引き継ぎました。
気になる給金は1人あたり10両の支給に変更して、当初の予算のまま250人全員採用になりました。
近藤勇 や 土方歳三 など※2試衛館のメンバーも、この浪士組に応募しています。
※1尽忠報国…忠義を尽くし、国に恩義を報いること。
※2試衛館…天然理心流の道場で、ここに新選組の主要メンバーとなる面々がいました。
幕府やられた!清河本当の狙い
江戸で集められた「浪士組」が京都へ到着します。
京都についてから、壬生の新徳寺にて、清河は浪士一同に演説をはじめました。
幕府に応じ集まった次第だが、幕府からの給金は受け取らないため、我々は自由である!
そのように上書を書き、朝廷に提出した。
すなわち我々の目的は尊王攘夷の先鋒を務めることにあり。
皆の者、異存はござるまいな?
この日はこのままお開きになりましたが、ここで判明した真相。
清河八郎は幕府を相手に「大芝居」をうっていたのでした!
幕府も清河の本当の狙いを知り、これにはびっくり!閣老はブチギレ。
老中・板倉周防守は善後策を考え、とりあえず江戸へ追い返すことにします。
ひとまず浪士組は江戸で活動するゆえ戻って参れ。
清河も江戸へ戻ることを望んでいたので、3月13日には江戸にとんぼ帰りになりました。
壬生にいた期間はわずか20日程度…短いですね。
まとめ
\今回のまとめ/
浪士募集の目的
14代将軍:徳川家茂 が 上洛する際の、将軍警護のために集められた!
浪士募集条件
尽忠報国の志がある者
腕のたつ者
身体が丈夫な者
応募者特典
参加者は今までの罪を免除
文武に秀でた者は重用
給金:50両→応募人数多いため10両に変更
将軍家のために清河八郎が浪士組の提案をしたかと思いきや、清河自身の目的のための人数集めだったんですね。
尊王攘夷の先鋒を務めるという計画のもと、幕府に「大芝居」をうつという大胆な策略!
幕府も見事に騙され、怒り心頭といった感じですね。
さてここから清河八郎はどうなるのか、新選組はどのように誕生するのか、続きはコチラからどうぞ↓
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ではまた次回!以上、モモでした〜。
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